猫の背ってどんなん?
②どこが硬くなって、どこが弱っているのか知ろう!(短縮筋と弛緩筋の理解)
姿勢が見極めれるようになると、硬くなりやすい部位(短縮筋)・弱りやすい部位(弛緩しかん筋)も容易に判断することができるようになります。
まずは猫背から見ていきましょう。
◉猫背って?
そもそも猫背とは?
Wikipediaには、こう書かれています。
猫背(Kyphosisーカイフォシスー)は、座った猫の背中のように人間の背中が丸く内側へ反るようになる現象。
何となくイメージがわきますか?
◉猫背あるある言いたい
猫背と言っても背骨のカーブは人それぞれ。
骨盤の向きや足裏の重心の乗せ方、筋肉の使い方によって猫カーブが形成され、一人の体の構造も、座位と立位、静止と動作時などによって変化します。
また、肩先の骨(上腕骨頭)が、体より前に出て、内側に巻いていることを『巻き肩』と言いますが、この状態も猫背の一種です。
◆猫背の特徴
◆猫背姿勢の原因
・長時間のデスクワーク ・筋力低下
・長時間のスマホ ・マイナス思考
・浅く座って背もたれにもたれる
何気ない生活習慣から始まります。
◆猫背によって起こる症状
・首こり肩こり ・ストレートネック
・二重あご ・五十肩
・頭痛 ・下腹部ポッコリ
・バストdown ・うつっぽくなる
・腰痛 ・呼吸が浅くなる
・代謝down ・便秘
これは早く何とかしたい!でも、どうすれば?!
ここから筋肉の深いい話。見ていきますよ。
◉猫背の硬い所、弱い所はクロスする!
◎ 猫背で硬くなっている筋肉
猫背姿勢では、胸まわり(胸筋群)はいつも狭く縮こまり、首の後面(頸椎伸展筋群)は頭を支えようと常に頑張っています。
・胸まわり:大胸筋、小胸筋、
斜角筋、広背筋など
・首の後面:僧帽筋上部、肩甲挙筋、
後頭下筋、胸鎖乳突筋、頭板状筋など
いつも縮んで緊張しているお疲れさまグループ。
◎ 猫背で弱くなっている筋肉
逆に、背中の真ん中(背筋群)は伸びた状態で固まり、首の前面(頚部屈筋群)は使われず怠けています。
・背中の真ん中:僧帽筋中部・下部、
菱形筋、前鋸筋など
・首の前面:広頚筋、舌骨上筋群、舌骨下筋群など
これらは、伸び切って働くことを忘れたグループ。
上記のように記述すると、漢字いっぱいでなんだか難しい…と思えますが、分かりやすくなるポイントは、『体をクロスして見る』ことです☆
猫背に関わる筋肉が、肩を中心に交差上に硬い筋肉・弱い筋肉と発生することから、猫背のことを「上位交差症候群」と呼びます。
首と背中の骨格筋のバランスが崩れた状態
なんとなく猫背の構造がご理解頂けたでしょうか?
続いては、『反り腰編』。
最近、腰痛キテる方は必見です!
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